子供を設ける前は「子供と遊ぶ」って、楽しくて幸せな時間だと思っていた。
世界一子供に近いお母さんになるんだって思い描いていたあの頃の自分に言いたい。
「家事仕事の合間に子供と遊ぶの、疲れる上につまんない!」
いやいや、もちろん毎回つまんなわけではないです。
余裕のあるときや心から楽しめるときだってあります。
でも、
「子供と遊んであげる」
って子供の世話や家事のなかでも、いちばんハードルが高いことなんじゃないかと思うのです。
やっぱり子供とは遊んであげたいし、心から楽しんで笑いたいって思いますよね。
そこでなぜ子供と遊ぶのってこんなに疲れるのか、ハードルが高いのかを考えてみました。
すると4つの理由が浮かんできて対処法も見えてきましたので、ここでお話ししたいと思います。
子供と遊ぶのが疲れる理由①ほかにやるべきことがあるから
子供と遊んであげたい気持ちはあるけど、それよりもまずやらなければならないことがいっぱいあります。
どうしても、
「ちょっと待っててね。」
「これだけやったら遊ぼう。」
という感じで、やるべきことが気になって気になって仕方ないんです。
どんなお母さんでも、きっと同じだと思います。
先に洗濯物を干してしまいたい気持ちを抑えながら、遊ぶ。
夕飯の下ごしらえをしなければならないという焦りを感じながら遊ぶ。
遊んでいる最中でもなんとなく身が入らないし、心から楽しめないですよ。
現代のお母さんは、時間に追われっぱなし。
家事や仕事の合間には、自分の休息や自由時間だって欲しいですよね。
子供と遊ぶのがいちばん後回しになってしまうのは、もはや当然のことかもしれませんし、「楽しい」と思えないことだって不思議ではありません。
子供と遊ぶのが疲れる理由②子供主導だから
お母さんが子供と遊ぶときって
「お母さん!これやろう!」
「一緒に〇〇やって!」
という感じで、子供主導になることが多くありませんか?
こういうパターンから入る遊びって、子供主導なんですよね。
子供が決めた遊びを、子供が決めた意味不明なルールの中で、それに忠実に従ってあそばなければいけないってパターンがあります。
これだと、正直私は苦痛でしかないです。
例えば、トミカを手で走らせるときも
「こっちの道は〇〇だから通っちゃダメ!」
「そこはストップ!」
とかいちいちルール違反を指摘されます(笑)。
こういう
意味不明なルール
でも大人として付き合ってあげるのは、大事なことかもしれないですよね。
でも忙しい合間を縫って相手をしている母親としては正直とてもしんどいのです。
子供と遊ぶのが疲れる理由③毎回同じ遊びだから
子供には遊びのブームがあって、気に入った遊びを繰り返すことがありますよね。
「お母さん〇〇やろう!」って誘ってくるのは良いんだけど、
またプラレール…?
またトミカ…?
みたいな感じで、毎回同じ遊びに誘われると大人としてはうんざりしてしまうこともあります。
でも、本人が一つのことに夢中になってることや、好みが出てきたことなどはとても喜ばしい兆候です。
だから、無理してでも付き合ってあげようとする。
そうすると
遊びに付き合ってあげる=我慢することが苦痛
という縮図になってしまうのですね。
子供と遊ぶのが疲れる理由④子供と自分の性別の違いから
子供と自分の性別が違うと、遊びの楽しさが理解できないと言うことも少なからずあるのでは。
私の場合自分が女で子供たちが男なので、室内の遊びに関してはほとんど楽しさが分かりません。
トミカもプラレールも、特に楽しくないです。
仮面ライダーベルトのカッコよさも全く分かりません。
ベイブレードの楽しさも全然分かりません!
とにかく、異性向けのおもちゃの遊びかたがイマイチよく分からない。
それを子供本人が気に入っていたり、繰り返し遊びたがるときなどは特に「子供と遊ぶのほんと疲れる…」って苦痛になっちゃうんですよね。
子供との時間を楽しむ方法とは?
もちろん子供と遊ぶのは疲れることも多いですが、楽しい時間もあります。
そういう時間を振り返ってみると、親主導で遊ぶときなんじゃないかなと思うのです。
「親が主導権を握って遊ぶ」というと、なんとなく親に付き合わせると言うイメージになってしまうかもしれません。
決してそうではなく、親も子も同じように遊びに向き合える方法を探すことが大事です。
おもちゃ遊びは兄弟やお友達に任せ、親が一緒に遊ぶのは他の方法で誘うように心がけます。
外遊びは親主導で楽しみながら遊べる
こういう遊びは、親が
「こうやってごらん?」
「ここをこうするとできるよ!」
「ほらほら!あそこに蝶々がいるよ!」
と教えてあげながら遊ぶという形が多くなります。
体を動かすことは大人も開放感を感じるので、比較的楽しみやすいですね。
- ボール遊び
- 自転車など乗り物系
- シャボン玉
- チョークでお絵かき
- なわとび
- フラフープ
などなど、大人が子供に遊び方を教えながら楽しむ遊び、を試してみましょう。
家の中でも親が主導となって遊んでみる
家の中でも親が主導権を握って遊ぶ方法、もしくは対等な立場になって遊べることは結構あります。
- ねんどあそび
- はさみやのりを使った工作あそび
- おりがみ
- お絵かき
このようなクラフト系の遊びは、親が子供に指導しながら遊ぶことができるので、子供の要望の言いなりになって疲れるということが少ないです。
子供の発育的にも、クラフト系の遊びはおすすめ。
おもちゃではない遊びを心がけると、親子ともに楽しい時間を過ごすことができるでしょう。
時間を決めてみっちり付き合うことも
とはいっても、子供も自分の好きな遊びにお母さんを誘いたいので
「一緒に〇〇しよう」
攻撃は度々やってきます。
この場合、どんなに短い時間でも良いので集中して遊んでみることも必要。
1時間も2時間も子供の遊びには付き合えません。
10分、15分の短い時間でもいいので、思いっきりノリノリで付き合ってあげると、思いの外満足してくれることがあります。
明らかにつまんなそうに上の空で遊び相手をしていると、何時間付き合っても子供は満足しません。
それならば、短い時間集中してきっちり向き合ってあげた方が、子供の心の満足度はぐっと高まります。
さいごに
子供と遊ぶことがなぜこんなに疲れるのか、苦痛なのかが分かると、対処法も自ずと見えてくるのではないでしょうか。
何かに戸惑ったり、つらさを感じたりするときは、その理由を分析して考えてみることをお勧めします。
見えていなかった子供の心が発見でき、解決方法が見つかるかもしれませんね。


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