子どもの精神年齢は大人の想像より高い!?子どもの心を見くびらないで

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子育て

「子どもなんてまだまだ未熟」「体は大きくなってきても、心はまだまだ子どもなんだな~」そんな風に思うことも、日常の中では多々あります。それと同時に「子どもって意外といろいろ考えているんだな」とハッとさせられることもある。

子育てをする上では「子どもは意外に大人だな」と「この子はまだまだ甘えたい盛り」という、2つの感覚をバランスよく保つことが非常に大事だと考えています

しかし、その見極めはとても難しく、日々の生活の忙しさからなかなか気づけないことも多いものです。とくに、精神年齢の高い子どもほど問題に直面するまで我慢したり、考え過ぎてストレスを溜めることも。子どもの心の成長を見くびると、親子の心のすれ違いや溝が生まれやすくなることもあるので注意が必要です。

子どもの精神年齢は大人が想像するより高い?

子どもは大人が思っているよりも精神が発達している、と考えておきたいものです。というのも、子どもの精神の発達というのは大人にはとても見えにくく、よく見つめて深く思考しないと気づけないことも多いためです。

子どもも大人と同じように物事を感じ、考えている

幼稚園生や小学校低学年といった小さな子どもでも、大人と同じように物事を見つめ、感じ、考えています。「うちの子は本当に子供っぽくて、バカなことしか言わない」と感じている方も多いかもしれませんね。

しかし、親が実際に子どもの心を目で見ることは、物理的にできません。何を見ていて、何を聞いていて、それをどう解釈して、どう行動しているか……というのは、ほとんどわからないのです。

同じ景色や光景を見ていても、大人が感じていることと、子どもが感じていることは違います。大人が、子どもの見ている世界を完全に理解することはできません。

子どもは、大人のように話せない・表現できない

子どもは大人のように話ができません。知っている言葉の数も少なければ、感覚的なものや無意識の行動などを言葉で説明することは、子どもにとってとてもハードルの高いことです。

たとえば、親は子どもによく「なんで〇〇しないの!? 理由を話しなさい」と言うことがあります。こんな風に厳しい口調でなくても「なんで?」「どうして?」と、頭で考えていることを表現するように急かしてしまうことって多いですよね。

しかし子どもは「話して」と言われても、ほとんどの場合うまく話せません

  • ありのままを言語化する力がない
  • これを言ったら怒られるかも?という回避
  • なぜ話す必要があるのかわからない
  • めんどくさい

筆者自身がもう子どもではないので確かなことは言えませんが、子どもの思考回路は大人とは全く違うものであることは確かです。とくに男の子の場合は言語化する力や、感情表現が苦手な子も多いため、意思疎通が完全にできないことも多々あります。

感じたことや考えたことを言語化する力がないことや、言葉にすることにどんな意義があるのかもわかっていない場合があるので「めんどうだ」と感じたり「適当にやりすごそう」としてしまうこともあります。

大人は子どもをフィルター越しに見ている

大人はどうしても子どもを、自分自身のフィルター越しに見てしまう部分があります。これは、どんな親や先生でもそうしてしまって当たり前でもあります。

  • 〇才だからまだまだ幼い
  • 〇才だからもうできる
  • 子どもなんて何も考えていない
  • 子どもにはわからない世界がたくさんある
  • この子は昔から〇〇なところがある
  • この子は〇〇なタイプだから大丈夫

このように、子どもの年齢や性格、いつもの行動パターンなどに当てはめて、フィルター越しに見てしまうことは、どんな人にもある経験ではないでしょうか。これは、子どもを育てる上でのヒントになることだってあります。しかし、一方でそのフィルターを更新しないために、子どもの感覚に寄り添えないことや、子どものレベルに見合わない対応をしてしまうこともあるのです

問題を抱える子どもは大人が思うよりも、精神年齢が高い場合もある

子どもが何か問題を抱えたとき、大人はどうしても「子どもだから未熟だ」とか「私たち親がしっかりして何とかしなくちゃ」という気持ちになるものです。

しかし、問題を抱える子どもは大人が思っている以上に、精神の発達が早く、何かしらのサインを発しているという場合も多いので注意してみてあげるとよいでしょう。

ケース①葛藤しすぎて、集団に馴染めなくなる子ども

小学校中学年頃になると、不登校になる子どもが一気に増えます。その原因はさまざまですが、集団に馴染めないことや学校を嫌がることを、多くの大人は「弱さ」や「怠け」などと感じてしまいがちです。

しかし実際は、より多くのことを考え、試行錯誤しているけれどうまくできない、不快感が消えない葛藤に、ストレスを感じているというケースも少なくありません。

たとえば、授業を抜け出してしまう子どもがいたとします。大人は「なんで授業に出ないの?」と尋ねますが、子どもは「やる気がしない」と答えます。

大人は「やる気が出ないなんて理由で、やるべきことをサボってもいいのか?」という感情を抱きますよね。

しかし、やる気が出ないという「言葉」は表面的なことに過ぎず、子どもの感じていることや考えていることのほんの数%でしかありません。実際は、たとえば「やる気が出ないのにとりあえず机に座って、ボーっとしていることに罪悪感を覚える」とか「やりたくない勉強も頑張ってやろうとしているけれど、周囲の声や人の視線などが気になってイライラしてしまう」など、複合的な結果である可能性もあります。

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ケース②人間関係という「よくある悩み」に翻弄する子ども

小学生でも、人間関係の悩みはとても複雑です。大人はどうしても「子供同士なんて、ちょっとケンカしても次の日には仲直りして楽しそうにしているもんだ」と思ってしまいますよね。「そんなささいなこと、どこにいってもあるよ」とか「大人の社会なんてもっと変な人がいっぱいいるんだよ」なんて言ってしまうことも、少なくないはずです。

しかし小学校では、よくある人間関係の悩みが何年も何年も、毎日続いているのです。さらに、登下校中や休み時間、放課後も続きます。大人に話しても「相手の立場になって考えてごらん」と言われたり「そういうことはこの先たくさんあることだよ」と、たしなめられる。すると、子ども自身も「なんで友達とうまくやれないのかわからない」という状況に陥り、上手くやれない自分を責めたりするようになることも。

子どもも、ただ楽しくじゃれあっているように見えても、楽しいだけなはずがありません。その中で理不尽だと感じること、イライラさせられること、間違ったことをやってしまう自分、ついつい人につられてしまう……日々いろいろな問題に直面しているのです。それを、大人は「子どもなんてそんなものだろう」と、真剣に取り合わなかったり、大人目線でマウントをとったり一脚してしまうこともあるでしょう。

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③大人の正論に苦しんでしまう子ども

子どもは、実際いろいろなことを理解している場合があります。自分のダメなところ、やるべきことをサボってしまうことも、みんなと同じ行動ができないことなど、全部わかっている場合も少なくありません。

しかし、大人は本人が既に自覚している「ダメな部分」を正論で諭そうとしてしまうことがよくあります

「〇〇ができないと、××にもよくないし△△にもなっちゃうでしょ? そしたら××も△△で、□□なんだから、〇〇はちゃんとしないとダメなんだよ?」

こんな風に、説明することももちろん親や大人の努めではあるのですが、問題を抱えている子どもは大方の自分のダメさに気づいていることもあります。子どもの言い分としては「そんな当たり前のことは幼稚園で習ってきたんだから、もうわかっている。でも、それが上手くできない、自分を上手にコントロールできなくて悩んでいるんだよ。」という感じです。理屈じゃないって、こういう感情なのかもしれませんね。

ただ、大人は子供に問題が生じるたび、理屈を並べて追い詰めてしまうこともあるため「この子はどのくらい、社会や自分自身のことを理解しているのか?」という部分をじっくり見ることの方が先決になる場合もあるのです。

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子どもの精神発達具合は、常に観察していく

忙しい日々の中では、どうしても子どもの精神がどれくらい発達しているのかまで見極めることができません。おそらく、かなり注意して見ていないと理解できないし、子どもがしてほしい対応もできないのかもしれません。

しかし、何も知らずに「この子はまだ子どもだから」「〇才なんてまだまだ幼稚だから」と見くびってはいけないと、筆者は強く感じています。

確かに、何歳になっても子どもは幼稚な部分があります。そこは「受け入れる」「甘えさせる」「話をじっくり聞く」だけでいいのです。求めてきたり、受け入れてくれる場合はスキンシップを存分にとるとよいですね。

しかし、そこで「教えてやろう」と意気込んだり「何もわからないくせに」という上から目線が入ることで、問題はより複雑になってしまうのかもしれません。教えてあげたいことは確かに山ほどあるのですが、それを全体の3割くらいに抑えてもいいと感じます。

「子どもなんてそんなもの」「うちの子はまだまだ」とフィルターを通さずに、この子の心が今どの程度成長しているかは、常日ごろから尊重の視点で見続けることが親子関係にはとても大切なことなのではないかと、筆者は考えています。/おとこそだて.com編集部

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