普通に生きるはむずかしい『HSPと愛着の問題』

HSP

HSP気質の人は

 

  • 生きづらい
  • 悩みやすい
  • 精神的な病気へのリスクが高い

 

こんな不安を持っている人が多いですよね。

 

 

色々なことに気が付き、それについて深く考え、エネルギーを過剰に使ってしまいます。

 

 

これを書いている私も、強めのHSP気質を自覚しています。

 

 

ただ、HSPの特性は5人に1人の人が持っている性質です。

 

 

5人に1人というと、学校の1クラスに6人くらいいてもおかしくない計算になりますよね。

 

 

う~ん。

 

 

思ったより、多い。

 

 

そんなにたくさんの人が、常に生きづらいって思っているってこと?

 

 

それなら敏感気質で悩んでいる人でも、感性の合う友達を見つけてうまく共感しあってやっていけるのでは?

 

 

そんな疑問は常々持っていました。

 

 

ここ数年間HSPについて考え勉強しているうちに、

 

 

HSPと生きづらさの関係には「愛着の問題」が関係していることが分かりました。

 

 

愛着の問題は、愛着理論といって幼少期の親子関係の問題に直結しています。

 

 

 

多くの人が大なり小なりのHSP気質を持っているのに、生きづらい人と安定している人がいる。

 

 

その違いは、愛着の問題にあるのかもしれない…そう思って、本を読み漁りました。

 

 

今回はHSPの生きづらさ幼少期の愛着問題について、深く掘り下げていきます。

 

 

HSPなのに生き生きとしてる友人と、生きづらい私

 

子供の療育で「お母さんもHSPですよ」と言われたという、なな子ちゃんという友達。

 

 

なな子ちゃんは、HSPのチェックリスト22項目のうち20項目に当てはまるのに、

 

 

「生きづらいと感じたことや、嫌になったことはない」

 

 

のだそう。

 

 

確かになな子ちゃん、とってもいろんなことに気が付くし、空気を読むのが上手。

 

 

物静かだけど話してみると面白くて、ためになることをいっぱい知ってる。

 

 

でも、自分が嫌だと思うことを無理にやらないし、人に合わせて消耗したりすることはないらしい。

 

 

一方私はというと、人に合わせたり機嫌をとったりしてしまうことが多く、余計なことをぐるぐると考えすぎ、最終的にいつも自分の首を絞めてしまう。

 

交わす力がなく、人に翻弄されすぎてしまいます。

 

 

何で同じHSPなのに、こんなに出来が違うのか…。

 

 

そう疑問に思いました。

 

 

他にも、なな子ちゃんと自分の違いはありました。

 

 

HSPチェック項目の「小さなころ、両親や周りの大人から内気だと言われていた」という項目に当てはまらなかったそう。

 

 

しかもルーズソックスを履いたり、合コンに行ったり、けっこう青春を謳歌している。

 

 

この違いはやっぱり…

 

 

なな子ちゃんの幼少期を詳しく知っているわけではないのですが、私が家庭に難ありだったこともあり「幼少期の育ち方に大きな違いがあるのでは?」という仮説はすぐに浮かびました。

 

 

そして調べた結果、HSPと幼少期の問題はかなり密接に関係があることが分かったのです。

 

HSPの生き方を左右する『愛着理論』ってなんだろう?

 

愛着理論を簡単にいうと、小さなころに育ててもらった人との絆の形成です。

 

 

愛着というのは、人間の人格の「核」となる部分。

 

 

家で言う基礎のコンクリートみたいなものですね。

 

 

家って、基礎工事がちゃんとできていないと欠陥住宅になります。

 

 

柱が歪んでサッシが閉まらなくなったり、床が傾いたりする。

 

 

これと同じで、人の人格の基礎となる部分が「養育者との愛着関係」なんですね。

 

 

育ててもらった人はもちろん両親、祖父母、その他…誰でも同じです。

 

 

愛着に問題がある人は、実際かなり多いと思います。

 

 

「人格」なん言葉を使ってしまうと、精神疾患があるとか、社会に適合していない人の問題とも思うかもしれません。

 

 

でも、実際はそんなに遠い話ではない。

 

 

親に対する不満がある人、何らかのわだかまりを抱えている人。

 

 

現代の日本では、愛着になんの問題もなく、ガッチガチの強靭な基礎メンタルを持っている人のほうがむしろ少ないのではないか?とも思えるくらいです。

 

日本人の8割はアダルトチルドレンだともいわれているも、事実。

 

 

愛着の安定は、生きているうえでの多くのことに影響します。

 

  • 仕事
  • 恋愛や夫婦関係
  • 人間関係
  • 生き方

 

生きているうえで起こりうる悩み、すべてです。

 

愛着が安定している人って、どんな人?

 

愛着が安定している人は、以下のようなことを問題なくできる人。

 

  • 職場や学校に馴染むことができる
  • 集団行動ができる
  • 信頼できる友人が多い
  • 人との距離感を適切に保てる
  • 自分の意見を主張できる
  • 相手の意見を取り入れられる
  • 人を頼ることができる
  • 好奇心に従って行動する
  • チャンスをつかんで発展させることができる
  • 人生において総合的なバランスを保っている

 

これが普通に問題なくできている人は、愛着が安定しています。

 

 

逆に、この中に苦手なことが多い人は愛着の問題に偏り、歪みがあると考えてもよいでしょう。

 

 

ちなみに私は、7~8割できません!

 

自分の愛着スタイルを知ってみる!

 

前の項目の事例に、当てはまるものが多い場合愛着スタイルに問題があるかもしれません。

 

 

まずはこのチェックシート↓をやってみてください。(自動診断なのでカンタンです)

 

愛着スタイル診断

 

ちなみに、私の結果はこちら↓↓

 

不安型と回避型がほぼ同等です。

 

安定型は、愛着に問題なく安定しているタイプ。

 

 

過去に問題があっても、今はそれを完全に乗り越えている人もここに当てはまることがあるようですね。

 

 

未解決型というのは、育てられた人との関係が修復しておらず、他のタイプにも重複しているタイプになりますので、やや深刻ですね。

 

 

では次に、それぞれのタイプの特徴を見てみます。

 

それぞれの愛着型タイプの特徴は?

回避型愛着スコアが高い人

人との関係に距離を置き、他の人とつるむことをしない傾向にあります。

 

 

他人に迷惑をかけないことや、他人を頼ることをせず、すべて自分の責任として負います。

 

 

自己完結という言葉がよく似合うのではないでしょうか。

 

 

人とぶつかり合うことは避けたいので、思っていることを言って衝突するくらいならそっと身を引く方が得策だと感じています。

 

 

どこか冷めている、年齢よりも大人びた思考や発言をするというのも、回避型の特徴です。

 

 

感情表現や自己表現が苦手で、

 

 

「無表情・ネクラ」

 

 

「怒っているの?」

 

 

などと勘違いされることも少なくありません。

 

 

また、めんどくさがりでずぼらなのも回避型の特徴です。

 

 

やるべきことをついつい後回しにしてしまう、ケツカッチンになるまで行動に起こさないなどというケースもあります。

 

不安型愛着スコアが高い人

 

不安型の人は、終始人の顔色をうかがいながら生活しています。

 

 

人に気を遣い、嫌われることや批判されることを恐れてしまうのです。

 

 

本来の仕事は業務をこなすことですが、職場の上司や同僚の機嫌を損ねないように仕事を進めることに全力を注いでしまいます。

 

 

行動の目的が全て「人に嫌われないために」となってしまうタイプです。

 

 

拒絶されたり見捨てられたりするのが怖いので、対人関係・恋愛関係などでは相手に尽くしすぎて自分を見失いやすい。

 

 

べったりした依存関係に陥りやすいという特徴もあり、常に愛情が足りないと感じています。

 

 

 

安定型は特に問題がないので割愛します。

 

 

未解決型は先ほど書いたように、愛着関係が修復しておらず複数のタイプが重複している人のことです。

 

 

さきほどの私の結果は未解決型ということになりますね。

 

愛着の問題で見えてくる自分の幼少期

 

普段から生きづらさや疲労感を感じていて、HSPかもしれないと感じている人の中には、今回のこの愛着のタイプに偏りが出た人も多いのではないでしょうか?

 

 

愛着はアダルトチルドレン(AC)とも関係が深く、HSP・愛着障害・ACの3つはかなり密接な関係にあります。

 

ACとは? 幼少期を機能不全家庭で育ち、子供時代を子供らしく過ごせないまま大人になった人のこと。

※ 愛着障害はACとイコールになる部分が大きいので、ACについては割愛します。

 

 

つまり、今の生きづらさの原因は幼少期の経験、育てられた人との絆の形成にあるということ。

 

 

あなたの心が弱いとか、変わっているとか、ダメな人間だということではない。

 

 

あなたには何の責任もないのです。

 

愛着障害とHSPに何の関係があるの?

 

ところで話をHSPに戻しますが、なぜ愛着障害とHSPはそんなに関係が深いか分かりますか?

 

HSPは、人の感情や場の空気、環境の変化に敏感に反応する。無意識に影響を受けてしまうので、エネルギーを消費しやすく疲れやストレスを抱えやすい。

 

HSPの気質を持っていると、良いことも悪いことも無意識に反応し、吸収してしまうんです。

 

 

育った環境が良ければ、良い影響をどんどん吸収してのびやかに育つ。

 

 

逆に育った環境に問題があると、悪い影響をぐんぐん吸収して悪化していく。

 

 

同じHSP気質を持っていても、育った環境次第で心の状態は反比例していくのです。

 

 

HSPで生きづらさを抱えている人は、育った環境における、親の顔色、機嫌、空気などを吸収して巨大な雪だるまのようになって生きてきた人。

 

 

固定概念や歪んだ思考に覆われて、自由に身動きが取れないのです。

 

 

それは当然、ものすごく疲れますよね。

 

 

尋常ではない疲労感ですよ。

 

 

普通の人と同じ動きをしても、大きな雪だるま状態ではよりたくさんのエネルギーを消費するのです。

 

 

HSPだから生きづらい、しんどいのではない。

 

 

HSPという特性が、家庭環境によって悪い方向に向いてしまったのです。

 

 

HSPの特性を持っていると、ささいな親子関係のもつれにも反応し、ストレスを溜めます。

 

 

普通の人なら受け流せたことも、強く、重く受け止めてきたのかもしれません。

 

 

 

愛着の問題は虐待やネグレクト、離婚、死別などの深刻なものだけに関係するのではありません。

 

  • 兄弟と比べられた
  • 母親のメンタルが不安定だった
  • 父親が家にいなかった
  • 親の仲が悪かった
  • 親が仕事で忙しく構ってもらえなかった

 

などなど、本当にたくさんの親子関係にまつわるものです。

 

 

自分は問題ない家庭に育ったから関係ない…

 

 

そう思っていても、その生きづらさの原因はHSPと愛着の2つが合わさった結果である可能性がとても高いのです。

 

 

完璧な親、完璧な人間などいないのですから、むしろ愛着の問題と無関係という人のほうが少数派かもしれない、とも思います。

 

 

また、HSPの特性を持ちながら過酷な家庭環境で生きてきた人は、史上最強。

 

 

よくぞ生き延びてきた!

いわゆるサバイバーですね。

 

 

自分の過去や今、すべてを紐解いて、自分の人生を歩ける準備をしていってほしいと思います。

 

 

『なぜ生きづらいのか?』その原因を明確に。

 

私はカウンセラーでも専門家でもありません。

 

 

ただ単に愛着障害・AC・HSPの三種の神器を持っているというだけです。

 

 

しかも、こんなに長々とえらそうな解説をした割に、自分の問題が解決していない!

 

 

でもなぜこうして記事を書くかというと

 

 

「なぜ自分がつらいのか」の原因を特定して分析することが、今後の克服にとても重要だからです。

 

 

どんなことでも

 

  1. 原因の特定
  2. 改善策
  3. 実行
  4. 成果

 

という流れがありますよね。

 

 

人のメンタルも過去のトラウマも例外ではない。

 

 

原因を明確にすることは、今後どう生きていけばいいのかを知る最初の一歩となります。

 

 

私はカウンセラーさえも信用できず、病気を発症した15歳の時からずっと14年間にわたって自分でこうして分析と改善を続けています。

 

 

そして、これからも!

 

 

 

愛着の問題については1記事ではまとめきれないので、今回は要点だけまとめてみました。

 

 

この内容が、どこかの誰かの役に立つことを心から願っています。

 

 

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。

 

参考文献:

愛着障害 子供時代を引きずる人々/岡田尊司

子供の敏感さに困ったら読む本/長沼睦雄

 

 

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