HSPとメンタルヘルスを『うつ&不登校経験者』が語る

HSP

HSPはひきこもりや不登校、心の病気との関係が深いような印象を受けている人も多いのではないでしょうか。

 

HSPを自覚している人は私を含め、心の病気を経験している方や、現在進行中の方もすくなくありません。

 

HSPは病気でも障害でもありませんが、うつなどの心の問題を引き起こしやすい傾向にあるのは確か。

 

今回は、HSPがうつや心の病気にならないために必要なことをお話ししていきます。

 

HSPは正直、うつや心の病気になりやすい

 

HSPの人は、心の病気に発展しやすい考え方や捉え方をしがちです。

 

うつになる人、心の病気になる人は真面目で完璧主義な人が多いと言われています。

 

HSPにはこの「真面目」「完璧主義」な人が少なくないのも事実なんですね。

 

HSPは、物事を深く考えすぎる傾向にあります。

 

普段からよりたくさんの刺激を受け取り、常に脳が情報処理している状態。

 

すると必然的にものごと、より深く熱心に考えてしまいます。

 

意識していなくても常に物事を一生懸命考えたり、分析したり。

 

ゆえに、とっても真面目な性格な人が多いのです。

 

 

また、受ける刺激の量や情報量が多いため、その分ストレスを受けやすいということ。

 

ストレスを感じると、自然にストレス要因を解決しようとします。

 

「ストレスの原因を特定して排除しなければ!」

 

という心理が働くので、白か黒の完璧主義になりやすいと言えるのです。

 

 

真面目で完璧主義というのは、うつになりやすい人の特徴の一つです。

 

当然ですが

 

何でも

 

「まぁいっか!」

 

「あ~もうやめた!」

 

と、いい意味で雑に、楽観的に考えられる人に比べて心の病気のリスクは高まると考えられるのです。

 

ひきこもりや不登校も、HSPとの関連がある

 

ひきこもりや不登校など、社会に適合できない状況になるにも原因があります。

 

例えば

 

  • 大勢の友人の輪に入ると疲れる
  • 人ごみの騒がしさがしんどい
  • 人の感情を読み取ってしまうため友人関係が疲れる
  • 人が求めているように動いてしまうので疲れる
  • 他人の言動を無意識に分析してしまうので疲れる

 

などなど、人との関係で大きな疲労を感じてしまうため、その数が増えれば増えるほどしんどさは大きくなります。

 

学校や会社など、人が大勢いる場所では、一人一人の感情や表情などを無意識に観察してしまう。

 

「自分がどう行動したいか」

 

というよりも

 

「周囲の人が今何を思って行動しているか」

 

が気になってしまうので、ものすごくエネルギーを消耗してしまうのです。

 

社会は人で成り立っています。

 

人に対して敏感で、エネルギーを奪われてしまうHSPは、大勢の人が行き交う学校や会社という集団になじめないのは

 

もはや当然

 

学校や社会に馴染むのが普通、と考えられていますが

 

逆に敏感なHSP気質を持っている人は、集団の生活にすんなり馴染めるほうが珍しい。

 

集団に馴染めないことや、みんなと同じ行動ができない人を

 

社会不適合者

 

などという言葉で異端児扱いをされてしまいがちですが、そんな見方はもう時代遅れと言ってもいいはずです。

 

絵をかくのが苦手

 

計算をするのが苦手

 

という感じで、誰にでも苦手なことがあるように、HSPは刺激の多い場所や人のエネルギーが活発に行きかう場所は苦手だというだけ。

 

 

HSPを語るときには「気質」という言葉を使います。

 

つまり

  • 背が低い
  • 視力が悪い
  • 歯並びが悪い
  • 活舌が悪い
  • 太りやすい

 

こういった、遺伝的な体の個性と同じようなものなのです。

 

でもHSPの場合は、気質が直接に作用します。

 

様々な刺激を受け取ってしまうことで、心が動揺したり混乱したりするので、精神が安定しにくいというのは認めざるを得ない。

 

病気や障害ではないにしろ、HSPの度合いが高い人にとってひきこもりや不登校、心の病気は、普通の人よりも近い距離にあることは確かですね。

 

HSPがうつや心の病気にならないために

 

今の時代は不登校に対するケアも充実し始め、高卒認定や大検をとることも可能です。

 

HSPは真面目にコツコツ作業をすることが得意な傾向にあるので、自分に合った方法を見つけることさえできれば何の心配もありません。

 

無理に社会に適用しようと躍起になる必要はないでしょう。

 

ただし、うつなどの心の病気にならないように、メンタルトレーニングをすることが必要だと考えています。

 

1.自分はHSPだと頭に叩き込む

 

様々な刺激に敏感で、人よりもストレスや疲労を感じやすい。

 

それはあなたが「持って生まれたもの」です。

 

  • 気合が足りない
  • 情けない
  • 怠慢だ
  • 自分はダメな奴だ

 

HSPの特性によってエネルギーを消耗しているだけなのに、まるで自分が悪いかのように考え、自分を責めるのはやめましょう。

 

あなたが悪いのではなく、HSPの特性のせいなのです。

 

自分の怠慢や根性のなさは全く関係ありません。

 

2.いつものパターンを知り、危機回避する

 

HSPは、どうやったってストレスを感じてしまう。

 

そこでいつもの自分のパターンを知り、分析します。

 

そして

 

「これ以上無理したらパンクする!」

 

というラインを見極めましょう。

 

HSPゆえに受けたストレスに対しては、自分なりに調整やケアをして、メンテナンスをします。

 

例えば、

  • スケジュールを詰めすぎない
  • 1人の時間を確保する
  • 嫌なことや無理なことは断る
  • 自律神経の調整
  • スマホの電源を切る
  • 好きなことに没頭する

 

あくまでも一例です。

 

自分がリラックスできる方法、きつくならない為の調整方法を確立しておきましょう。

 

何が一番効果的か、というのは一概には言えません。

 

これはご自身で探っていくものだと思います。

 

これは、血圧が高めの人が脂っこいものやお酒をとりすぎないようにセーブすることと同じです。

 

外部の刺激に弱いなら、刺激を受けないように配慮する、ストレスを消化させるためにケアをする。

 

これを意識的にやってみてください。

 

3.努力はしても、我慢はしない

 

HSPは人より苦手なことが多い反面、様々なことに気が付くので周囲からの評価はとても高いのが特長です。

 

  • 仕事ができる
  • 要領がいい
  • 人柄の評価も高い
  • 頭の回転が速い
  • 多才

 

そのため、人から色々なことを頼まれたり、いいように使われてしまうこともあります。

 

仕事ができるからと言って、他の人の尻拭いまでさせられたり、褒め言葉を使って何でも一挙に任されたり…ということもあります。

 

HSPは真面目で完璧主義なので、それに対しても100%で応えてしまいがちです。

 

しかし、これでは自分の首を絞めるだけ。

 

我慢してやり遂げるのは、努力とは違います。

 

努力とは、自分のやりたいことを磨くことであって、我慢して何でも引き受けることではありません。

 

また、理不尽なことを言われたりされたりしても、我慢して飲み込んでしまう人も多いです。

 

HSPは「考えすぎ」「気にしすぎ」な傾向にあるので、反論や不満を口にするのが苦手。

 

結果、自分の主張をするタイミングを失い、我慢するというパターンに陥ることも少なくないのでは。

 

我慢せず、無理なことは極力しない。

 

自分には合わないと思ったら、方向を変えていくのも大事な自己防衛です。

 

自分をうまく開放して、エネルギーを逃がしながら

自分の得意なことを生かし、伸ばしていく方向にシフトチェンジしていきましょう。

 

HSPがうつや心の病気にならないための予防カウンセリング

 

日本ではカウンセリングに通うというと、すでに心の病気を抱えていたり、問題が起こっていると捉えられます。

 

しかし、海外では違います。

 

誰もが自分に合ったホームカウンセラーを持っていて、ちょっとした悩みやトラブルを相談するシステムがあります。

 

もう一つ例を挙げると、日本人は風邪をひくとすぐに病院に行きますが、海外の人は風邪くらいで病院へは行きません。

 

逆に日本人は心の問題が深刻化するまで精神科を受診しませんが、海外ではメンタルの問題は真っ先に専門機関に相談するのが普通です。

 

心の問題は、放置してしまうと悪化します。

 

悪化したら、治すのに何倍、何十倍もの時間がかかるもの。

 

もちろん、治らないことだってあります。

 

HSPで苦しんでいる人はカウンセリングやセラピーなどに積極的に通い、メンテナンスやメンタルトレーニングをするのも必要な考え方です。

 

バランスを崩してからでは遅い。

 

まずは、自分の心は自分でケアできるよう、うつや心の病気へのリスクを自覚して、具体的に対処法を考えることも私たちには必要なのではないでしょうか。

 

 

普通に生きるのが疲れる!HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)とは
ただ普通に生きているだけで、疲れる気がする。 人に気を遣いすぎてしんどい。 忙しい毎日が続くと、部屋に閉じこもりたくなる。 このような不安やストレス、疲労感を感じていませんか? ...

 

 

 

 

 

 

コメント