他人にイライラするのはなぜ?HSPの神経質さから解放されよう

HSP

「なんであの人はこんな常識的なことが分からないんだろう?」

「もう少し気を遣った発言が出来ないのかな?」

「無神経な人が多すぎない!?」

 

こんな怒りや、モヤモヤした気持ちになった経験はありませんか?

 

他人に対するイライラ・モヤモヤが強く、必要以上に人の悪い面が見えてしまう。

 

自分からすると、息をしているだけでも分かるようなことが、他人には分からない。

 

私は少し前まで、こういう感覚に悩まされていました。

 

ここでは、HSPが陥りやすい「他人へのイライラ」についてお話をしてみようと思います。

 

HSPが抱える、他人へのイライラやモヤモヤ

 

HSPとは、人に比べて繊細・敏感・感受性が強い性質のこと

 

・人の感情に敏感
・空気を読み取りすぎる
・勘が鋭い
・音や光、肌触りなどの刺激に反応しやすい etc…
HSP(ハイ・センシティブ・パーソン)について詳しくはこちら

HSPはこのように、外部からの刺激や人の動き、感情にまつわる情報を察知する能力にたけています。

 

ただ、これは長所であるにもかかわらず、多くの刺激を情報として無意識に受け取ってしまうため、ストレスを感じやすく疲労がたまりやすい。

 

HSP気質の人は、原因不明の生きづらさを感じていることも少なくありません。

 

 

HSPは無意識的に様々な情報を読みとっていますが、HSPではない普通の人は違います。

 

たまには空気の読めないうっかり発言をしてしまったり、そっとしておいてほしい人に余計な一言を言ってしまったり。

 

また、ちょっと非常識とも思える行動をとってしまったり、思ったことをそのまま口に出してしまったり。

(ADHDなどの場合は、当てはまりません。)

 

こんな人間らしいちょっとした失敗は、誰しも経験があること。

 

HSPである人も、同じです。

 

 

それなのに、こんな他人の言動に対して神経質になってしまうこと、ありませんか?

 

 

私はずっと他人の感覚に対して、必要以上に厳しくなっていました。

 

一度気になりだすと、思考のクセが出てしまうので

 

「この人にもこんな一面があるの?ガッカリ。」

 

「もっとよく考えてから発言すればいいのに。」

 

そんな風に他人にイライラし、神経質になり、なにかと批判的な目線で見てしまうように。

 

こうなると、どんどん深みにはまって

 

「自分の感覚とぴったり合う人なんていない。」

「なんだか、誰のことも心から好きだと思えない。」

 

こんな風に悲観的になってしまうことさえありました。

 

神経質でHSPな自分と、楽観的な非HSPを比べてしまう

 

HSPはいろいろな面で、生きづらさや疲労感を感じながら生活していることが多いです。

 

そのため、非HSPである普通の人に対して、うらやましさを感じたり、卑屈になったりしてしまうことも。

 

卑屈になると、さらに他人への厳しい目線やイライラが強くなります。

 

HSPの気質をプラスに捉え、個性だと受け止め順応していくことが出来る人ばかりではありません。

 

他人の言動にイライラ・モヤモヤしてしまう自分に対しても、また怒りが出てきます。

 

「もっと楽観的に生きたい」

「自分の神経質な部分が好きじゃない」

 

そう思っている人ほど、他人と自分との差を強く感じます。

 

その比較からくる劣等感は、時に相手への嫉妬心になることも。

 

「あの人はいつも明るくて、人に囲まれて楽しそうで羨ましいな。」

「あの子は私みたいに人間関係に疲れて部屋にこもることなんか、ないんだろうな。」

 

そんな風に人を羨ましがることもありました。

 

HSPの受け止め方は理解を得にくいことも

 

HSPの他人への不信感が強まる原因はもうひとつ。

 

他人に理解されないこと

 

例えば、私は子育ての悩みを周囲に話しても理解されないことが多々ありました。

 

私はHSPであり、HSCの息子を育てています。

 

今までずっと、真剣に悩んでいることを周囲に話しても、共感を得られたことが少なかった。

 

「そんなに気にすることかな?」

「そんなこと、考えたこともなかったわ。」

「そんなことよく気付いたね~。」

 

多くの人が、「そんなこと」という言葉を使い、気にしすぎだと言いました。

 

もちろん相手が悪いのではありません。

 

私が理解されないという事実を、強く受け止めすぎているでのす。

 

「神経質で大変そうだね」と呆れられているようにも見え、次第に誰にも悩みを話さなくなり、心を閉ざしかけました。

 

HSPが他人にイライラしないための3つの考え方

HSPであることを自覚したら、自分の気質との付き合い方を探していく以外に方法はありません。

 

私が今も常に意識していることは、以下の3つです。

1.HSPの感覚を他人に押し付けない

 

実はTwitterのフォロワーさんのこの言葉を受けて、この記事を書いています。

 

HSPという敏感な気質で、いろんな物事を深く考えたり、刺激や情報に翻弄されてしまうのは私の勝手。

 

それなのに

 

「なんで他の人って、私と違うの?」

 

ってイライラしているなんて、すごく自分勝手だと気付いたんです。

 

他人と自分を比べて、嫉妬していた時も同じ。

 

「私はなんで、他の人みたいになれないの?」

 

 

自分の感覚を他人に押し付けて、他人の感覚を自分に押し付け、勝手にイライラ・モヤモヤする。

 

さらに考えすぎてストレスを溜めるなんて、なんだか無駄な労力としか言いようがないですよね。

 

太っている人に対して、

 

「私は痩せているのに、あの人は何であんなに太ってるの!?おかしくない!?」

 

と言っているのと、大して変わらないんじゃないかと。

 

 

もちろん、人の言動を見て自分だったらどうするかを考えることは大事です。

 

自分の行動を振り返って、反省するのも必要なこと。

 

でも、自分と他人が違って当然。

 

他人と自分が違うからって、どっちが正しい・間違っているという白黒つけるような考え方はやめようと思ったのです。

 

理解されずにモヤモヤするもの同じですね。

 

自分と他人は、まるっきり違う人間。

 

理解されたい!

 

と要求するばかりではなく

 

理解されなくて当然

 

と構えることも必要です。

 

2.HSPについてもう一度理解を深める

 

HSPを知ってから数年たっているにも関わらず、生きづらさや疲労感は解消されないまま。

 

そこでもう一度HSPについて深く調べ、考えるようにしてみました。

 

自分がHSPであることを頭では理解していても、思考が固定概念にとらわれて偏った考え方しかできない状態になっていました。

 

HSPへの理解を深めると、自然に自他の違いを受け止められるようになり、イライラしたりモヤモヤしたりすることが減ったのです。

 

HSPは、遺伝性の特性です。

 

背の高さや髪の毛の色、視力などと同じ。

 

刺激や情報をよりたくさん受け取ってしまう、という性質を持っているだけ。

 

「あの人はあんなに背が高くて羨ましい!」

「私は背が低くていやんなっちゃう…。」

 

こういう体のコンプレックスと何ら変わりはなく、うまく付き合っていく方法を考えるしかないんですね。

 

そのためにはHSPへの理解を深め、正しい解釈の仕方を身に着けるのがとても有効です。

 

3.HSPの人と交流する

 

HSPの人と交流することは、とても大事なこと。

 

 

私は幸いなことに、夫もHSPを自覚しているため、最も身近な人がよき理解者となっています。

 

立場や性別が違うのですべての悩みを共有できるわけではありませんが、日常のちょっとした疑問や怒りについてよく話し合います。

 

共感してくれる相手がいれば、お互いに自己肯定感も養われ、自分の特徴に自然と向き合うことができるように。

 

こうしてこのサイトを読みに来て下さることも、交流の一つだと思います。

 

もしくは、TwitterなどのSNSを利用することもおすすめです。

 

HSPに関する情報を発信したり、交流したりしている人は思っている以上にたくさんいます。

 

自分だけではなく、一定数同じ性質を持って悩んでいる人がいることを知ってほしい。

 

それだけでもずいぶん物の見え方が変わりますし、人生すら変わるかもしれません。

 

少しでも視野を広げて、自分を解放していくことが楽に生きるヒントになるのではないでしょうか。

 

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コメント

  1. にこ より:

    こんにちは
    長女6才がおそらくHSC、私がHSP。
    次女3才は傾向は見られますが長女ほどではなく、夫は至って普通(しかし、私から見ると発達障害か?と思うこともしばしば…)の4人家族のにこと申します。
    HSPの方かな、と思う方を見つけるのは難しくないですか?
    子育ての色々を具体的に話してすっきりしたい時はどうすればいいでしょう…。夫は、私が考えている(長女のことで)ことが分からないみたいで…。
    子育てのことだから、つい夫に理解者になってもらいたいと思ってしまいますが、なかなか難しいみたいです。

    第三者と言っても安心して娘の話をする場所はなかなかなく。
    発達検査は受け、グレーで様子見となっています。
    医師からはHSCの話はありませんでした。

    小学校を入学前に、私が不安になっていては仕方ないのですが、色々気になってしまいます…。
    まあ、なるようにしかならないわけですが。そのなるように、が難しいのが娘なので…。

    • 夏野 新(なつのしん) 夏野 新(なつのしん) より:

      にこさん

      初めまして。
      コメントいただきありがとうございます!

      HSPの人に出会うのは、難しいですよね。
      私もこうして発信をしていますが、普段の生活でHSPの話をすることはほとんどありません。
      なんとなく「そうかも?」と思うことはあります。
      しかし、そもそもHSPという気質を知っている人が少ないので、どこから話せばよいかも迷うところ。
      実際にHSPの悩みを話せる人はいません。

      また、ご主人が非HSPとのことで、理解を得にくいようですね。
      男性目線だと、子育てのちょっとした悩みを理解することも難しいかと思います。
      更ににこさんがHSP気質をお持ちであれば、なおさらすれ違いが生じやすいですよね。

      もし、小学校入学前ということで、お子さんについて見つめる良い機会だと思います。
      私に分かることでしたら相談に乗りますので、ページ一番下のお問い合わせページから、ご連絡をいただければと思います。