仮病・ズル休みはどうすれば?小学校を休みたがる子供の処方箋

不登校

学校を休みたがる小学生!あなたはどう対処する?

小学生の子供が朝起きて突然「なんかだるい」「お腹痛い」といいながらぐずぐずすることってありませんか?

親は毎日子供をよく観察しているため、本当に具合が悪いのか、はたまた仮病なのかの判断は比較的すぐにつくものです。

怪しいなと感じても、本人が具合が悪いと言い張る以上「嘘でしょ!」なんて攻め立てることもできず、仕方なく学校を休ませる……こんなパターンに陥ることはよくある話です。

でも、小学生のずる休みを許すなんて、どうなの?

ここで多くの親御さんはこのような悩みにぶち当たります。

・休み癖がつくのでは?

・わがままな子になるのでは?

・勉強が遅れるかも?

・仕事に行かなきゃいけないのに……

このような不安や疑問から、イライラしてしまうことも多いです。ズル休みなんて絶対にダメ!と思ってしまう方も多いのではないでしょうか。

子供が小学校をズル休みしてしまう理由って何?

ズル休みといっても、決してただの怠けやわがままではない可能性があります。少し視点を変えて、子供の気持ちになって考えてみましょう。

1.気分がすぐれない日・調子が出ない日もある

大人でも「何だか今日は何もしたくない」「誰にも会いたくない」と思う日があるものです。もちろん「そんなことはほとんどない!」という人もいるかもしれませんが、人によっては明確な理由がないのに調子が出ない日や、気分がよくない日というものがあります。

・気圧の変化

・疲労やストレスの蓄積

・嫌な授業や苦手な活動

子供も同じで、なんとなく調子が出ない日があるのです。子供は毎日元気いっぱい!なんでもソツなくこなせるもの!というのは、大人の思い込みです。

もちろん、学校を休んで家でグータラしている様子を見ると、親は憤りを感じます。遊ぶ元気があるなら学校に行けるのでは?と、イライラしますが「そんな日もある」と楽観的に考えることも必要です。

2.学校での気がかりや憂鬱がある

大人の場合でも「今日は苦手な地区の会合がある」とか「仕事で嫌なトラブルがある」など、なんとなく気持ちが憂鬱になったり、気がかりなことがあったりしますよね。

小学生にとってもそれは同じです。しかし、小学生の場合は、このような不安や憂鬱感をはっきり言葉にして説明できないことも非常に多いもの。大人のように理論的に考えて、訴えるスキルはまだまだ備わっていません。

それが結果的に「なんとなく具合が悪い」という訴えになっている可能性も考えられます。

3.単純に疲れている

現代の小学生は、学校+習い事+遊び+家族の時間……など、非常にハードスケジュールをこなしている子が多いです。しかし、子供の体力や精神的な回復力には個人差があります。

土日に休むだけで平日は元気いっぱいになる子もいれば、週5日の活動はしんどいと感じる子、その差は非常に幅があるものです。

「子供とはこういうもの」「この程度子供にもこなせるだろう」と、1つのパターン化して子供を見てしまうと、それができなかったときに「ズル休み」「仮病」をという悪い評価を大人がしてしまうことも、少なくありません。

子供によって、体や心の疲れ方や、その表れ方は違います。子供が本当に「怠けたい」と思っているのか、それとも目には見えない疲労やストレスのサインなのか、親御さんがしっかり見極めてあげましょう。

学校をズル休みするって、そんなに悪いことでしょうか?

筆者の息子は、月に1回くらいのペースで「原因不明の体調不良」で学校を休みます。他にも同じような子供をたくさん知っています。私やその親御さんたちに共通しているのは、学校を休むことは悪いことではないと思っているところです。

登校を無理強いすることに、どんな意味がありますか?

「その程度のことで学校を休んではいけない」

ついついこう思ってしまうものですが、この強要にどんな意味があるでしょうか。無理してでも何かを成し遂げること?それとも、自分の気持ちよりもみんなと同じリズムで生活することの方が大事ということ?

行きたくない気持ちを抑えて、涙をふきつつ登校するときの気持ちを考えてみてください。その理由はいろいろですが、子供にとって1日学校を休むことは大したことではありません。

もっと怖いのは「無理してでも頑張ることがよいこと」「嫌だな、つらいなという気持ちを抑えるのが素晴らしい子」という固定観念を植え付けてしまうことです。

原因を特定することは大事なことではない

「子供の訴えが嘘なのか」or「本当なのか」また「本当に具合が悪いのか」or「体調不良は口実なのか」ここをはっきりさせるの必要はまったくありません。

子供が本当のことを言っているか、口実として言っているかを追求したくなってしまう親御さんはとても多いものですし、筆者にも心当たりがあります。しかし、大事なのは原因の特定ではなく「子供の訴えに耳を貸すこと」です。

子供は、例え仮病でも「親が自分の言うことを信じてくれた」という体験や、親が自分の気持ちを何となく察してくれたという実感が大事です。

もし仮に、子供が仮病を使ったことを認めたとしても「ほら!やっぱり嘘じゃないか。私の言ったことが正しかった!」という親の欲求が満たされて終わりです。

大事なのはそこではなく、子供の気持ちや不安を解消することではないでしょうか。

たまにの「特別」があってもいい

ここでひとつ、ある漫画に登場する一シーンを紹介します。

「お母しゃんへのラブレター」という漫画があります。原作者のさかもとみゆきさんの体験を漫画にしたものです。

この漫画の中には「1ヶ月に1度ズル休みの日を設ける」ことにしたというお話があります。さかもとさんの、娘さんが学校に行きたくないといったときに、この取り決めを作ったそうです。

月に1回はズル休みをしてもいい、その代わり他の日はしっかり学校に行くという約束を作ったのだそう。坂本さんの娘さんはこの「たまにの特別」自分で考えて使いながら6年間学校に行き、無事卒業しました。

大人にも「有給」制度があります。回数制限はあるけれど、その範囲内だったら自由に休みをとっていいというものです。この「たまにの特別」が子供にあってもいいのではないでしょうか。

大人はよくて子供はダメ、という考えは少し威圧的です。大人は頑張っているからいいのでしょうか?大人はお金を稼げるからいいのでしょうか?

たまにの特別を上手に使って、細く長く頑張れる環境を作ってあげる方が大事なのではありませんか。

子供の仮病・ズル休みをむやみに攻撃しないで!

子供であっても、中身は大人と同じです。毎日さまざまなストレスに苛まされていて、たくさんの問題を日々乗り越えながら成長しています。

ときどきズル休みしても、そのお休みで少し回復したり、気持ちがホッとするならそれでいいのです。もちろん家庭の方針はそれぞれなので、どんな場合に学校を休むかという取り決めを作ることも必要ではあります。

しかし、子供からのサインを「嘘だ!」「ズル休みだ!」と攻撃することだけはしないでほしいのです。子供の目には見えない心の変化を察して、黙って見守ることも親としてできることのひとつではないでしょうか。

コメント

  1. はな より:

    HSCで週1-2日学校にいけない小一の息子を育てています。癇癪、宿題などのワードで検索していてたまたま見かけて読ませていただいたのですが、どの記事もすごくすごく救われる気持ちです。。素敵な考え方、エピソードを聞かせてくれてありがとうございます。

    • おとこそだて.com編集部 より:

      はなさん、こんにちは。

      コメントを残してくださってありがとうございます。
      小学1年生、まだまだ不安定でも当たり前だと感じます。特にHSCならなおさらですよね。

      親も悩むところだと思います。正解のない問題だし、周りからの言葉に惑わされることも、私自身多いのです。コメントいただけると、とても励みになります。よかったらまた遊びに来てください。

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