夫婦仲が悪い両親のもと、ギスギスした家庭で育つということ

家庭環境

 

結婚して長い月日が経ったり、子供ができたりすると夫婦の仲がだんだんと冷めてきて、以前のような仲睦まじさはなくなる。

こういうことって、案外今の日本ではふつうですよね。

私は普段生活していて「夫婦仲めっちゃいい!」って人に、なかなか巡り合いません。

夫の愚痴で盛り上がる人はいても、仲が良いエピソードを披露する人はいません。

おそらく自慢やのろけだと批判されることもあるので、あまりアピールできないというのも実際のところだと思います。

夫婦仲が悪いということは本来マイナスなことなんですが、それでも

「まぁ、夫婦なんてそんなもんだよね。」

という風にあっさりと片付けられるものです。

 

男と女という別々の姓を持った他人同士なので、分かり合えない部分があるのは確かです。

私も実際夫に不満を持っていないわけではない。

でも、子供に与える影響ってどうなんだろう?

ということを考えると、夫婦仲が悪いのは最悪の家庭環境だと断言します。

今回は、夫婦仲が悪いと子供は何を思うのか、掘り下げて考えてみました。

 

夫婦仲が悪い家って、どういう感じ?

自分も小さかったころ、夫婦仲の悪い両親のもとで育ったという人も決して少数派ではないはず。

私の夫は両親の夫婦仲が悪く、常にケンカや険悪なムードの漂う家で暮らしたと言います。

実際にそんな家庭環境によって、たくさんのことに悩み苦しんできました。

夫婦仲が悪いけど、子供のためを思ったら親が我慢して離婚しない方がいい。

こんな考え方が定着しているので、子供の手が離れるまでは相手のことを呪いながら同じ屋根の下で暮らすのですね。

現代では、表向きは普通に接していても、SNSで「夫死ね」などと吐き出したりする人も多い。

逆もまた然りです。

様々な事情があるのでそれが悪いこととは言い切れないですが、子どもにとってこういう夫婦関係でも問題ないとは絶対に言えません。

家庭の中は小さな組織

家庭の中は、子供が生きる世界の中でもっとも身近でもっとも小規模な社会です。

そして、いちばん最初に属する組織ということにもなります。

多くの方に経験があると思いますが、夫婦仲が悪いことは子供にとって

「仲が悪く、いつも揉めている上司の下で働く部下たち」

と同じです。

指示や指導がそれぞれ違ったり、上司同士が揉めてイライラしている感情のはけ口にされたり、仕事うんぬんよりもそこの人間関係に周囲が惑わされたり、動揺したりします。

こういう職場環境ってよくあると思うのですが、夫婦仲の悪い家族も同じような構図です。

  • 両親の意見が一致していない
  • 両親の意思疎通が図れていない
  • 両親がお互いのことを悪く言う
  • 両親がいつもお互いのことでイライラしている

子供は子供でそれとは別に愛情を注いでいると思います。

しかし子供が感じ取るものは親→子への感情だけではありません。
父親→母親 母親→父親への感情、愛情、言葉のニュアンス、雰囲気なども感じ取ります。
HSCなどの敏感な子であれば、なおさらですね。

子供の価値観は「親こそすべて」

仮に私たち大人が、上司がいつも揉めているギスギスした職場に勤めていたとしても、それはただ単に「職場の愚痴」として処理することができます。

同僚や職場の仲間と、愚痴を言い合ったり共感し合ったりしてなんとかやり過ごすでしょう。

でも、子供にはその手段がありません。

家庭は小さな子供にとって世界の全てです。

親は子供の価値観を作るために重要な存在。

本来、家庭は子供の不安を受けとめる受け皿でなければなりません。

その受け皿が、人間関係でギスギスしたあの職場のような雰囲気だったら、子供はどうでしょうか?

とても心は休まりませんし、自分のワガママや甘えたい願望、本心などをすべて打ち明けられるでしょうか。

子供の個性にもよりけりですが、多くの子供が両親に気を遣って、自分の気持を抑えるようになるのでは。

人間は本当に安心できる場所、信頼できる人にしか本音や深い思いを語りません。

夫婦仲の悪い険悪なムードの家庭環境の中では、子供が十分にリラックスして羽を休め、また明日への活力を養うという目的は果たせないでしょう。

夫婦仲が悪いのが「普通」?

私と夫は仲が良いのですが、自然に仲が良いわけではありません。

結婚1年目ですぐに離婚危機が訪れ、その後も何度も険悪な期間がありました。

お互いに努力しているからこそ、今の仲を状態を維持していると思っています。

例えば

  • 頭ごなしに文句を言わない
  • 不満があるときも言い方や言葉には気を付ける
  • 子供の前でお互いのことを悪く言わない
  • 隠し事をしない
  • 夫婦だけの時間を意識して作る
  • 子供のことや家庭のことについてじっくり話し合う時間を設ける

これらのことは、意識しないとだんだんできなくなります。

毎日一緒に暮らせば不満も募りますし、男女のときめきだってすっかり消え果てます。

でも、やっぱり「仲良くしようと意識すること」は必要なんです。

夫婦で話をしているのに、肝心なそのときに沈黙してSNSで「夫死ね」「嫁ムカつく」なんて言っても、何も解決しません。

自分の心も全然すっきりしません。

(自分もそういう時期がありましたので、よく分かります。)

吐き出してすっきりするためにやっていることも、現状が変わっていないので気持ちは大して落ち着きません。

 

相手や環境を変えたいなら、自分が変わること

子供のために家庭環境を変えたい。

そう思ったのなら、まず自分が変わらないと何も変化しません。

自分が変われば、というと

「自分ばっかり頑張っていて不公平!」

と考えてしまうこともあります。

でも、自分の人生、自分の生きている環境を変えるためには自分で何か行動を起こさなければなりません。

夫婦仲に限らず、全てのことは「自分で考え、自分で行動してみること」から始まります。

その行動の結果が仮に「離婚」だったとしても、それはそれで立派な決断です。

相手に不満と憎しみたっぷりのまま、行動を起こすことから逃げているのがいちばんの問題です。

宝くじ当たったらいいな。
って思っているだけでは何も変わらないのと同じ。

この冷めきった関係どうにかしなきゃな。
そう思っていても、何も変わりません。

ちゃんと話し合って、ちゃんと歩み寄って欲しいのです。

何度も言いますが、その結果離婚になったとしても、それはちゃんと誠実に向き合って出した結論なら誰にも文句を言う権利はありません。

悪い現状の影響を直に受けるのは、子供なのですから。

 

さいごに

離婚や不仲を否定しているのではありません。

何も行動を起こさずに、心の中でネガティブな感情を持ったまま一緒に暮らすのは、子供にとって大きな悪影響を与える可能性があるのです。

夫婦仲が悪いことで将来結婚に対してイメージが湧かない、悪いイメージしか持てないという若者が多いのも事実。

家庭は子供が心から休まる場所でなければならないということ。

そこに父親、母親のどちらかがいなくても、その過程に所属するみんなが笑っていることの方が大事です。

もちろん、父も母も子供もみんな笑っていたら、それはもう最高の「おうち」なのです。

だから、夫婦仲がいい人はもっと「うちは仲良くするために頑張ってる!」とか

「夫婦仲が良いとこんなメリットがあるよ!」ってどんどん発してほしいです。

夫のや妻の愚痴を言うのがコミュニケーションの手段ではありません。

未来の子供たちのためにも、もっと「夫婦愛」を語ってみてほしいと切に願います。

 

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