性教育は9歳からする時代!小学生に教えたい性別の概念

子育て

子供に対して、無意識に

 

「男の子なのに頼りない」

 

「女の子なんだからもっと礼儀正しく」

 

 

そんな風に、ジェンダーにとらわれた感覚を持ってしまうことってありませんか?

 

 

近年、ジェンダーレスやLGBTという言葉が注目されるようになり、性別に縛られず自由な生き方を認めようという動きが広まっています。

 

 

日本はジェンダーへの強い固定概念がある国。

 

 

差別や偏見のようなものも拭い去れていませんが、やっと少し風潮が変わってきたという感じがしますよね。

 

 

もちろん、同性愛者や性同一性障害などについては多くの方が

 

 

「応援したい」

 

「自由に自分を解放してほしい」

 

 

そんな風に、温かい目線で見守ることのできる世の中になりつつあります。

 

 

しかし、もっと根深く、無意識に植え付けられたジェンダーに、私たちは縛られています。

 

 

「女性なのに〇〇するなんて」

 

「男性が〇〇しているのはおかしい」

 

 

このような性別での縛りは、日常のいたるところで遭遇します。

 

 

子育てをしていても同じ。

 

 

「男の子なのにおままごとが好きで、ちょっと心配」

 

「女の子なのに、おてんばで落ち着きがなくて困っちゃう」

 

 

このような話を聞く機会は、少なくありません。

 

 

私自身、男の子だから・女の子だからという、ジェンダーに縛られた価値観でものを教えてしまったこともあります。

 

 

性別の縛りによって、子供の特徴をマイナスに捉えてしまうことが、とても多いのです。

 

今の時代、性教育は9歳からすべきという意見も言われます。

 

しかし、性教育というのは何も保健体育的な内容だけではないはず。

 

 

性別の話や、ジェンダーの話はもっと小さなころから当たり前のように議論されても良いことだと考えます。

 

今回は、子育てや子供と【性別】の概念についてお話します。

 

性別は2つではない

 

性別とは、実は男性と女性の2種類ではありません。

 

小さな子供に対し、世の中には【男の子】と【女の子】がいるよ、と教えると思います。

 

しかし、ある程度の年齢になったら、性別には複数のパターンがあることを教えてあげるべきです。

 

  • セックス
  • ジェンダー
  • 性指向

 

この3つによって、個人の性別が分類されています。

 

セックス

 

お腹に子供ができて、6ヵ月前後になると性別が判明します。

 

性器の様子で確認できるのが、セックスという【生物学的な性】の区別です。

 

これは、時として外見の性別と心の性別が違うことがあると、認知が広まりつつあります。

 

ジェンダー

 

ジェンダーとは【社会的立場や趣味嗜好の性別】です。

 

男は仕事・女は家事育児というこれまでの常識は、社会的性別、ジェンダーです。

 

職業や役職に男女の差がなくなりつつあること

 

性別に囚われない自由な服装をすること

 

男性も子育てに主体的に参加すること

 

などなど、男性らしさ・女性らしさという枠にとらわれることなく、自由に開放的に社会生活を営むことが必要とされています。

 

これが【ジェンダー・レス】性別の壁をなくすという概念です。

 

性的指向

 

男性・女性のどちらを好きになるかを【性的指向】と言います。

 

  • 男性が男性を好きになる ゲイ
  • 女性が女性を好きになる レズビアン
  • 異性を好きになる ヘテロセクシャル(一般的なストレート)
  • 男性も女性もどちらでも好きになれる バイセクシャル  
  • 誰でも、オールマイティに受け入れられる パンセクシャル
  • 男性女性どちらにも恋愛感情を持たない アセクシャル

 

など、多様な性的指向があるので、これもはっきりとパターン分けができるとは限りません。

 

LGBTってなんなの?

 

LGBTという言葉が最近、話題に上りやすいのですが、このLGBTという言葉。

 

L:レズビアン

G:ゲイ

B:バイセクシャル

T:トランスジェンダー(性同一性障害のひとつ)

 

LGBTという用語は「性の多様性」と「性のアイデンティティ」からなる文化を強調するものであり、「性的少数者」という用語と同一視されることも多々あるが、LGBTの方がより限定的かつ肯定的な概念である。 出典元:Wikipedia

 

少数派に対する、理解を深めるために作られた言葉。

 

LGBTという言葉がある一方で、もっとマイナーなパンセクシャル・アセクシャルなども存在するのが実際のところ。

 

今まではヘテロセクシャルだと思って生きてきたのに、中高年になって突然同性愛に目覚める人もいるので、性的指向をはっきり分けることは本当に難しいと考えます。

 

むしろ、分けることに意味はないのかもしれませんね。

 

私は、バイセクシャルもしくはパンセクシャルだと思っています。

 

男性と結婚していますが、好みの女性像があり、男性として生まれて女性と結婚することに強い憧れを抱きます。

 

バイセクシャルにもいろいろタイプがあり、同性に恋愛感情だけを持つ人と、性的興奮を覚える人もいます。

 

男性性と女性性の概念

 

男性性と女性性は、精神的な性別の【傾向】のことです。

 

ジェンダーの概念に似ている部分があります。

 

例えば、外見も性的指向もノーマルな女性。

 

でも、精神や思考回路が【男性的】である女性は多いです。

 

  • 男性っぽい女性
  • 男勝りな女
  • サバサバ系

 

このようなタイプは男性性の強い女性ということになります。

 

もちろん、逆のパターンもあって、女性性の強い男性もいますね。

 

男性性の特徴

 

男性性の特徴には

 

  • 理論的指向
  • リーダーの素質
  • 積極性
  • 攻撃性
  • 決断力

 

などが挙げられます。

 

仕事で成功しやすい人、リーダーに選ばれる人、物事を理論的に考え、結論を出せる人は男性性の強い人である可能性が高いです。

 

女性性の特徴

女性性の特徴は

 

  • 感情的
  • 共感性
  • 柔軟性
  • 包容力の高さ
  • 社交性
  • 優しさ

 

など、対人面で有効な特徴が多く挙げられます。

 

他人の話をしっかりと聞き、共感し、感情を共有できる人は女性性の強い人である可能性が高いのです。

 

かつて発展途上だった時代。男性は外で狩りをするので、攻撃性や理論的考え、決断力が求められました。一方女性は集落に馴染んで、女同士協力し男たちの帰宅と食料を待つためにも、共感性や感情の豊かさが求められていたのです。

 

現代では、男女の差は子供を産めるかどうか、母乳が出るかどうか程度の差になりつつあります。

 

かつての人間は、男女で社会的な役割が違っていました。

 

しかしそれは、それぞれの特長を生かしつつ、協力して暮らす以外に方法がなかった時代の話ですね。

 

男性脳と女性脳

人間の脳も、男性脳と女性脳の2通りの傾向に分けることができます。

 

以下のサイトでは、男性脳と女性脳の診断テストを受けることができますので、興味のある方は試してみてくださいね。

 

あなたはどっち!?1分でわかる「男性脳女性脳」診断

 

ちなみに私の結果はこちら。↓↓

脳の働き方や、回路の組み立て方は、男性と女性とでは差があると言われています。

 

体の性別が女性であっても、男性に近い脳の発達をしている人もいれば、その逆もまた然り。

 

私は女性ですが、この診断の結果は男性脳より。

 

男性性・女性性と同じように、体の性別と心や脳は同じように連動しているとは限らないのです。

 

※ただし、脳科学分野では様々な見解があり、男性と女性の脳の作りに差はないという研究結果もあるようです。

性別って、いったい何なんだろう?

 

男・女の2パターンに当てはめて物事を考えると、視野がとても狭くなり、生きづらさを感じやすくなります。

 

例えば、

 

  • 性別の区切り方
  • LGBT
  • 男性性と女性性
  • 男脳と女脳

 

これだけの情報をざっとまとめだたけでも、

 

「男らしく」

 

「女らしく」

 

という概念がいかに無意味で邪魔なものか、浮き彫りになったと感じます。

 

性別は、単なる体の構造。

 

性的指向に関しては、無数のパターンがあり、成長とともに変化することも。

 

そして、精神面での男性性・女性性の傾向、男性脳・女性脳の偏りなど。

 

これだけ性に関する要素がたくさんある中で、

 

「男たるもの」

 

「女たるもの」

 

を簡単に決めつけて、押し付けることはとても滑稽なことです。

 

 

小学生から教えるべき本当の【性別】概念

 

性別は、男と女に分けられるものではないと、小学生の息子に教えています。

 

私もこれをもっと早く知っていれば、自分自身が生きる上でも、子育てをする上でも、もっと楽観的になれたのではと思うのです。

 

 

「女はこうあるべき」

 

「良き母親とはこういうもの」

 

「良き妻はこんなことをしないだろう」

 

 

こんな固定概念に縛られて、自分自身を生きづらくしていました。

 

 

子育てする中でも

 

 

「男の子はこういうもの」

 

「女の子はこういうもの」

 

 

という勝手なイメージを強く持っていました。

 

 

でも、2つの性別の枠組みを作ってしまうと、それを少しでもはみ出すと不安になったり、憤りを感じたりするんです。

 

 

「男の子なのに、女の子とばかり遊んでいる不安」

 

「男の子なのに、ちょっとした人間関係で悩んだり泣いたりして不安」

 

 

私の場合、息子しか育てた経験がありません。

 

 

男の子でもそのイメージの枠にそぐわない言動をすることで、親はいちいち不安になり、ストレスを抱えます。

 

 

これが、女の子だとなおさら制限や固定概念が強くなるので、もっと複雑になりがち。

 

 

「女のくせに」

 

「女のわりに」

 

「女だから」

 

 

社会で男女の差やジェンダーの価値観が変わらないのは、子育て世代が男・女を強く意識して育てていることも、原因なのではないかと思います。

 

 

ただ、自分含め多くの人が、男女の2つの性別を強く意識しています。

 

 

これは仕方がない部分もあると思っているし、社会生活を営む上で取り去ることは難しいもの。

 

 

結局、小難しい話はどうでもよくて、人間を性別の色眼鏡を通じて見るのではなく、ひとりの人間として見ていきたい。

 

  • 男の子にしてはめずらしい
  • 男の子なのにえらい
  • 女の子にしてはすごい
  • 女の子なのにカッコいい

 

頻繁に聞く褒め言葉ですが、とても違和感があります。

 

性別をくっつけてしまうと、100%全力で褒めることもできないんです。

 

 

「あなたはすごい!」

 

 

そうストレートに言ってあげれば、それだけで強い自尊心へ繋がります。

 

 

ジェンダーレスやLGBT、そんな言葉はどうだっていい。

 

ただひとりの人間としてまっすぐに見てあげることさえできたら、それで良いのです。

 

子供が小学生になったら、ものごとの本質をどんどん教えていくべき

 

大人になってから「性別なんて関係ないんだよ」といきなり言っても、理解できません。

 

 

男女の性別の役割や、違い、恋愛感情などをはっきり感じ始める、小学校中学年くらいになったら、性別の本当の概念をどんどん教えていくべきです。

 

 

世の中はエネルギーでできているので、男性と女性の物理的な性別が違うのは当然。

 

 

それが自然の摂理でもある。

 

 

しかし、心の中や脳の発達は決して2パターンではありません。

 

  • 考えること
  • 感じること
  • 興味のあること
  • 好きなものや人
  • 苦手なこと

 

全部、違っているのが自然なこと。

 

 

人間の数だけ性別があって、無限にパターンがある。

 

 

自分は、男・女という性別で、自分の考えや思いを制限する必要はないし、それを誰かに批判される筋合いもない。

 

 

そう、自信を持って考えられる大人ににしてあげたいです。

 

 

大人になってから初めて性教育をしても無駄なのと同じように、必要な考え方は早いうちからどんどん教えなければなりません。

 

 

子供が、将来自由に自己表現するため、柔軟な考え方ができるようになるためにも、物事の本質を見極めて教えていくことが必要。

 

 

同性同士のなかにいるとつらくなる人や、異性との関係をうまく築けない人など…

 

 

そんな人はもしかしたら、性別の概念に縛られているかも。

 

 

私自身がそうであるように、心のどこかで異性に憧れたり、自分の物理的性別に窮屈さを感じているかもしれません。

 

もしあなたが自分の人生や価値観に窮屈さを感じているなら、自分の性別のパターンについて考えてみて下さい。

 

子供に対して性別の話をする前に、まずは自分の性別について、向き合ってみる必要があります。

 

 

そして、性別によって自分の行動や趣味嗜好を決めるのではなく、自分が本当に惹かれるものを選んで進んでみてください。

 

 

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