貧困家庭の学力格差の原因は「親子の時間」にあるんじゃないか。

小学生

貧困家庭に育つ子供の学力が低い。

よくネットニュースやドキュメンタリー番組でも取りざたされる問題ですね。

 

うちの子供が通う学校も実は、市内で1・2を争う学力の低い小学校。

校区内には団地が多く、貧困層の家庭もおそらく多いのだと思います。

 

小学4年生ごろから、学力格差が目に見えて浮き彫りになるようです。

そこで、うちの小学校は「行事を減らして学習時間を増やす」という対策をとっています。

もちろん学校側はいろいろな事情で、学力向上のために対策を講じなければなりません。(改善策をとっているよ、という教育委員会へのアピールとかね。)

 

でも、正直言ってそんなことをやっても学校全体の学力は上がりません。

1日や2日、行事を減らして学習時間に当ててもさほど変化はありません。

これは、誰もが分かっていることです。

 

じゃあ、学力低下の本当の原因って何なんなんでしょうか?

 

貧困層の学力低下の原因は?

 

私が個人的に思うことですが、

子供の学力を把握するにはそれなりに子供のことを把握している必要があります。

 

テストの成績だけでなく、漢字の書き取りノートの中身、作文の内容、授業のノートの取り方。

いちいちチェックしていないと、子供の学習に関する全貌を知ることはできません。

 

テストに関しても同じです。

テストの点数だけでなく、「どこをどう間違ったか」というのは親が知っておくべきことなのです。

 

点数が悪かった、じゃあ次はもっと勉強しなさい。

塾に行くのも視野に入れるか。

 

こんな短絡的な対応では、学力は一向に上がらないのです。

親子の時間が少ないということが、その過程の子供の学力にも影響するのではないでしょうか。

 

「貧困層は、子供を塾に行かせられないから学力が低い」

このような意見は決して少なくないのですが、私はこういう見方しかできない大人が多いことにとても腹が立ちます。

 

貧困層の学力低下は時間や余裕のなさもあるはず

 

貧困層は、塾に行かせるお金がないから学力が伸びない。

このような解釈は間違っています。

 

それ以前に「子供のことをじっくり見てやる時間すらない」場合だって多いはずです。

例えばシングルマザーが女手ひとつで子供を育てている。

母親が、仕事を掛け持ちしたりして昼夜問わず働いている家庭だってあります。

 

とにかく子供にお腹を空かせないよう必死で働く、

その結果子供の学力がどの程度か、

またはその学力の問題点がどこにあるのか。

 

そこまで考える余裕のない親は、とてもたくさんいるはずです。

貧困層にはお金がないのではなく、時間がないのです。

例え貧困でなくても、共働き家庭の多い今の世の中には

子供の勉強にみっちり付き合えない親なんて、ごまんといるはずです。

 

貧困は例に出したまでであって、一般的な家庭にも同じことが言えるはずです。

 

子供の学力が落ちた。

塾に行かせなきゃ!

 

 

これは短絡的すぎます。

 

 

子供とじっくり勉強のことや、学校の悩みについて話す。

その中で勉強する意味や価値の話をする。

子供の心が満たされ、やる気や意欲が湧く。

 

こういう縮図も、大事なのではないでしょうか。

 

 

学習に当てる時間を増せばいいのではなく、親子で過ごす時間を増やすことの方が大事なのではないか。

私は常々そう思っています。

 

学力低下が著しいうちの子供の小学校では

子供たちが楽しみにしているお祭りを中止し、自然教室の日程を削って学習に当てるそうです。

 

子供たちはこのように楽しみを奪われることで、勉強に対するイメージがさらに悪くなっていきます。

これを大人が本気で正しいことだと思っているのであれば、日本の行く先はとても恐ろしいものだと感じるのであります。

 

 

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