不登校の原因って何だろう?学校が苦手でもいいじゃないか

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不登校

 

「学校が苦手」「学校が好きじゃない」という子どもがいます。

そんなことを言うと、一般的な感覚では「そんなのみんな同じじゃない?」「みんな学校なんてサボりたいけど頑張っているんだよ」なんて、感じるかもしれません。

しかし学校が苦手という体感レベルは、人それぞれで大きく異なります。

ここでは、ひといちばい感受性が強く敏感な気質であるHSC(ハイリー・センシティブ・チャイルド)の特徴として「学校が苦手」と感じてしまう理由を具体的に挙げています。

 

1. HSCが学校で感じる数多くの刺激・ストレス

HSCは、様々な情報を敏感に感じ取る能力に優れています。

それに加え、感じた違和感に対して「なぜなんだろう?」と深く考えすぎてしまうタイプの子が多いです。

そのため、先生や友達に対しての好き嫌いが激しく、イライラや不安を抱えやすいとも言えます。

また、環境の変化に対して敏感に反応しやすいのも特徴です。

クラス替えや担任の先生が変わること、席替えや受験モードへの突入などなど、学校の雰囲気が少し変わると大きく動揺したり、疲労感が高まってしまうことも多いのです。

 

しかし、本人は「僕はHSCだから、、すぐにドキドキしたり不安になったり、疲れたりする」なんて思っていません。

自分の感じることや、周囲から指摘されること、その原因もわかりません。なんとなく疲れやすくてやる気が出なかったり、周囲に溶け込めなくて不安になったり…。

親にいちいち相談するほどのことでもないけど、なんだかモヤモヤすると言う気持ちになっているケースは多いと思います。

また、HSCではない子供も思春期には特有のイライラ、不安感などに襲われることがあります。

この時期に周囲から強い重圧をかけられたり、休めなかったり、理不尽な対応を積み重ねてしまうと、心身に何かしらの影響が出てしまうケースも多いです。

2. HSCはSNSに依存しやすい?

個人的に筆者は、HSCはSNSやネットの世界に依存しやすい傾向にあると思っています。

なぜなら「ネットの世界には気を遣う必要がないから」です。(遣う人は遣いますが、現実世界とは違います。)

現代ではLINEなどで、自分の実際の友達とネット上でやり取りすることが増えてきましたよね。

ここで言うネット依存とは、それとは違います。

「ネットでしかつながりのない友人」との交流に依存すること、です。

 

ネット依存、と言ってしまえば聞こえが悪いのですが、ネットには巣の自分を受け入れてくれる人がたくさんいます。現にTwitterのようなSNSが根強い人気を保っているように、現実の友達には言えない悩みもTwitterにはあげられるという人が多いですよね。

ネットには、自分の悩みを吐露したことで、さほど偏見や差別的な見方をしてくる人もいない上、共感すらしてくれる人が集まってくるのです。

もしその関係が嫌だったら連絡を取らなければいいだけなので「本当の自分を隠してまで、関係を維持する必要」がないのです。

言い換えれば、本当の自分を受け入れてくれる誰かに会うことができるということ。

 

HSCやHSPは人との会話、人間関係には人一倍敏感です。実際に会って話す人の表情や口調、言葉の端々を無意識に、注意深く読み取ります。

その一つひとつに対して疑問が湧いたり、後悔したり、考えが暗くなったりすることも。人間関係に人一倍労力を使ってしまうため、ネット上の文字だけのやりとりにはとても強い魅力を感じるのです。

ネットでの交流に慣れてしまうと、学校の友達と楽しくもない会話や生産性のない会話をするのが嫌になってしまうという弊害もあります。

確かにSNSばかりやっているのは悪いことのように思いがちですが、そうではなく「本当の自分」で付き合える相手を見つけたいと思っている証なのかもしれないのです。

 

3. HSCはひとりになりたがる

HSCは、賑やかな場所や人の多い場所などに長時間いると、具合が悪くなったり疲れてしまうということがよくあります。

集団行動が苦手で、なるべく一人で好きなように行動するほうが合っているというケースも少なくありません。

HSCは多くの情報を読み取る能力に長けているので、人混みで何日も過ごすことや人と毎日長時間接触すること、学校に毎日行くことすら負担になる可能性もあるのです。

筆者もHSPを自覚していますが、連続して人と会う生活を続けていると突然引きこもりたくなることや、唐突に1日中何も考えられずにぼーっとしてしまうなんてことがあります。

普通に生活しているだけで、自分でも気が付かないうちにストレスが溜まってしまい、糸がプツっと切れてしまったりもするのです。大人になって自分のことを理解するようになったから、自分を上手くコントロールする方法を考えるようになり、失敗もしなくなりました。

しかし、以前は気付かない間に無理をしてしんどくなって、不登校・うつなどになってしまった……という経験をもっています。

毎日学校に行ってたくさんの友達と話す、毎日何かしら予定があって出かけるのは一般論では「普通のこと」ですよね。それが「ストレスの種だ!」なんてことは誰も思わないし、なかなか口にすることもできません。

HSCである以上は普通のこと、当たり前の毎日であっても、それが積み重なると大きなストレスになり、体や心の調子を壊してしまうことがあるのです。

4. HSCは、自分の挫折をさらに気にしてしまう

多くの人が普通にできること、当たり前としてやっていることができなかったり、挫折経験をさらに気に病んでしまうこともあります。

HSCは、常に周囲に合わせて頑張ったり、深く思考したり、人に気を遣ったりしながら生活しています。しかし、それを本人も「頑張っている!自分はえらい!」と思ってはいません。

するとある日突然、学校に行けなくなったり、体調が悪くなったり、ストレスで心を病んでしまったりするケースがあります。

無理をしている自覚がない……というのが、注意すべきところなんですね。

  • 毎日普通に登校することで精いっぱい
  • 習い事や課外活動でキャパオーバーになる
  • 受験のプレッシャーで挫折する
  • 人間関係で損をしやすい

このように、世間一般の小中学生が普通にこなしていることができなくなってしまうことも、HSCにとっては決して珍しいことではないのです。それは劣っているということではありません。

  • 普通よりも気を張りすぎてしまう
  • プレッシャーを感じやすい
  • 環境の変化に適応するのに時間がかかる
  • 小さなことにも気を配ってしまう

決して悪い傾向なのではなく、人よりも神経を使いやすい性格であることがそもそもの原因であることも多いです。また、そんな自分を自分で責めていることもあるため、周りの大人が「もっとがんばれ」「強くなれ」と発破をかけることが逆効果になることも多いです。

HSCであることを親が認めたり、子供自身に伝えてあげたりして欲しい

世間から見ると、ちょっと変な子。

ぼーっとしている子。

口数が少なく何を考えているか分かりにくい子。

空想にふけりやすい子。

突然心が折れてしまう子。

などなど、「普通じゃない」ということは、やっぱりダメなことだと思いがちですよね。

筆者自身も自分自身で周りの人と違うことやたくさんの挫折を繰り返してきたことに、劣等感をずっと感じてきました。

でも、なぜ普通でなければいけないのでしょう?これだけたくさんの人間がいて、みんな顔も違って、性格も違って、育った環境も、DNAも、体系も、発達している筋肉も、好きなことも、嫌いなものも、みんな違います。

それなのになぜ全員が毎日学校に喜んでいき、多くの友達を作って、勉強が好きで、運動も好きで、部活や受験に何に苦労もなく打ち込めると思うのでしょうか?

あの子がピーマンが嫌いなように、自分の子供も学校という場所が嫌いなことだってあってもいいのではないでしょうか。

人と話すことが苦手で、嫌いだと思ってもいいのではないでしょうか。

だって、それが「その人」なのだから。

 

普通と違うことは悪いことではありません。悔しいことや、思い通りにならないストレスは確かにあります。

 

ただ、頭ではそれをわかっていても、実際に自分の子供が普通と違ったら混乱してしまうことも多いものです。

すると「原因を探さなくちゃ!」「普通になるためにはどうしたらいいか?」と、ちがった方向に躍起になってしまうことも。

子どもは自分の特性を曲げて、我慢してまで世間一般に合わせなければならないのでしょうか。もちろん、加減は難しいと思います。

学校なんか行かなくてもいいよ、とは簡単に言えないと思います。でも、これだけ学習の方法や働き方、個人の活躍の場が多様化している現代では、むしろ普通ではない生き方をしている方が強みになることもありますので、あまり悲観的にならないようにしてほしいなと感じます。

学校が苦手な子どもから考える「普通ってなんだろう?」

普通、という言葉は実に曖昧です。普通とはみんながそうでなければダメということではなく、たくさんの範囲の平均だとういこと。

普通を定義するためには、ちょっと変わった人やとんでもなく逸脱した人なども必要なんです

沢山の地点の人がいてこその普通。だったら、自分や自分の子供がちょっと変な人や逸脱した人になってもいいのかな、と私は思っています。

普通に、当たり前をこなすことではなく、その人自身を大切にし、観察し、愛情を表演してあげて欲しいです。

 

 

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