ゲームをやっていない子供やゲーム機を持っていない子供の方が珍しくなりつつある時代。
親としては、子供のゲームのやりすぎは悩みのタネになりがちですよね。
正しいゲームとの付き合い方、という定義なんてあるのかなぁ?そんな疑問をお持ちのかたに、ゲームと子供の付き合い方のコツをお話します。
子供のゲームの時間、決めていますか?
ゲームの時間に制限をかけている家庭では、大体1日1時間~30分程度と約束している家庭が多いです。
しかし、我が家ではこれを巡って家族がもめることも…。
我が家の場合は、夫がゲーム好きだということもあって一緒にプレイしたり
夫のゲームを見たりする時間があることも。
RPGゲームの場合30分~1時間程度ではあまり先に進まず、子供が不満げな様子のときもあります。
また、友達が我が家にきて一緒にゲームで盛り上がっているときは、ゲームの制限時間だからと注意しにくいことも多いんです。
もちろん、どんな状況でも約束を守らせた方がいいのでしょうね。
でも、臨機応変にしてあげたいと思ってしまう自分がいて
それによって
「時間を守れ」
と言われる日と
「時間を守らなくてもいい日」
ができてしまったのです。
こういう一貫性のないしつけは良くないと思ったので、今では1日何時間という決まりは作っていません。
じゃあ、テレビや動画はいいの?
ゲームの時間を決めるなら、テレビや動画、DVDの視聴時間も制限しないと矛盾してしまいます。
- 目が悪くなる
- 脳が疲れる
- コミュニケーションが減る
- 依存性が強い
ゲームのデメリットを考えたとき、これはテレビや動画などにも当てはまる特徴だと思うのです。
無料動画サイトは特に依存性が強く、放っておけば1日中見てしまうことも。
ゲーム・テレビ・動画・DVDすべてに時間制限をつけるなんて、とてもじゃないけど
めんどくさいっ!
いちいち守らせるために口うるさく注意しなければいいけない。
守れなかったとき叱らなければいけない。
何らかのペナルティを与えなければいけない。
これを毎日一貫してやり続ける自信、私にはありません!
子供のゲームのやりすぎ を防止するには
ほったらかしているとどうしてもゲームから抜け出せなくなってしまう子供たち。
やりすぎ防止には、親の声掛けや提案がとても大事だと思っています。
子「もうすぐクリアだ!もう少しだけやろう!」
↓
親「ゲームやりすぎでしょ!全くもう!」
↓
子「……っ!もう少しでクリアなのに!」
絶対にこうなって反抗したり不機嫌になったりするので…
本来やめる時間べき時間の数十分前から、
「キリのいいところでいいから、お終いにしなさいね。」
と、徐々に声をかけると、反抗や文句がなくてスムーズです。
または、
「そろそろゲームやめて、〇〇やったら?」
「ゲームおしまいにしないと、〇〇する時間なくなっちゃうよ?」
こんな感じで子供が乗りそうな誘導や誘い文句を使って、スムーズに次の行動にうつれるようにしています。
強い口調で注意したり叱ったりしてしまうこともあるのですが、きつく注意されると子供は落ち込んで泣いたり、反発して機嫌を損ねたりします。
すると、次の行動になかなかうつることができないので、結果的に母親もイライラ。
悪循環です。
実際にやめるべき時間までに終われればちゃんと褒めて評価し、やめられなければ強制終了するなりなんなりペナルティを与えた方がいいと思っています。
また、ゲームの時間をなるべく短くしたいのであれば
親子で一緒に過ごす時間を作らなければなりません。
男の子は小学校低学年くらいまでは「一人遊び」が苦手なことも多いです。
誰かが一緒に遊んでくれないと、遊び方が分からなかったり、退屈してしまったりする。
すると、ひとりでも単純に楽しめるゲームやテレビ、動画に走りたくなるわけです。
「ゲームやめて他の遊びしなさい」と言ってほったらかしではなくて、親子や家族で過ごす提案をすることが大事だと思っています。
ゲームを親の都合でやらせた結果、やりすぎてしまうことも
親が子供を構えない都合で、ゲームをやらせてしまうことも、きっと多いはずです。
例えば…
- 仕事で留守にしている間のゲーム
- 子供の相手をせずのんびり過ごしたいときのゲーム
- 買物に付き合わせている間のゲーム
- 来客時に静かに過ごしてもらうためのゲーム
これらは、仕方がないものだと思います。
退屈しのぎにゲームをするのは、当然です。
子供が静かに遊んでくれて親も助かり、子供も退屈せず暇をつぶせるのですからね。
ただし、これをやっているからには、あまりゲームに対して神経質に叱りすぎない方が良いのではないでしょうか。
もちろんこれは私個人の意見ですが、一貫性のないしつけは子供の不信感や不満を増幅させて、反発につながると思っています。
ゲームへの接触時間ではなく、内容や習慣に注目する
ゲームのやりすぎが、子供の成長に直接的影響を及ぼすかどうかははっきり分かっていません。
大事なことはゲームの時間云々ではなく、学校や家庭生活などに十分満足できているかというところです。
人とのコミュニケーションや、ゲーム以外での活動の場が充実しているかどうかが大切。
ただし「攻撃的なゲーム」には要注意。
攻撃性の強いゲームや大人向けのゲームを子供のころからやっていると、時間差を置いて攻撃性に変化がみられる可能性がある、という海外の研究結果が出ています。
ゲームのパッケージには、かならず対象年齢が記載されていますよね。
大人向けのゲームや刺激の強いもの、攻撃的すぎるものは買い与えないようにしましょう。うちの場合は「制作系」のゲームは、ある程度熱中してやってもいいことにしていますよ。
また、生活習慣にも注意が必要です。
- 寝る直前までずっとゲームをしている
- ゲームがやめられず睡眠不足になっている
- ゲームのことで頭がいっぱいになってる
こうした傾向のある子供は、生活習慣を改める必要があると感じます。
小学生の場合、遅くても10時前後までには就寝し、寝る直前までゲームをすることはやめましょう。
脳が興奮状態になるので、眠りが浅く質の悪い睡眠となるため、成長ホルモンの分泌が上手くいかなくなる可能性があります。
ゲームのことで頭がいっぱいになっている子供は、ゲームをやる時間と同じだけ
他の活動をするように心がけると良いです。
- 本や漫画
- 習い事
- 外遊び
- カードバトル
- トランプやUNO
- ブロック
- 工作
などなど。
ゲーム以外にも遊べるものは多く、やり始めると小学生でも熱中してしばらくゲームのことを忘れてしまうことすらあるので面白いものです。
そして、家族で外出するときは、ゲーム機を持ち歩かないという約束も大事。
「ゲーム以外にも楽しいものがたくさんあるよ」
という提案はやっぱり大人が主体になってやってあげなければなりません。
ゲームのやりすぎを防ぐには、親子で一緒に遊ぶ時間や談話の時間を増やし、いろいろなものに対する興味を引き出してあげるとよいのでないでしょうか。/おとこそだて.com編集部

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