ランドセルを6年間使わない地域があるって、知っていましたか?
私の夫の実家は愛知県にあるのですが、地元の小学生はランドセルを使わない子が圧倒的に多いらしいです。
他にも、
- 北海道
- 京都
- 中国地方
- 愛知県
など、ランドセルを使わない小学校や、地域は多いようですね。
代わりに「ランリュック」という、軽量の四角いリュックを使用する学校も増えているのだとか。
皮製の重たい鞄をわざわざ買って、6年間使うなんて時代錯誤も甚だしいという意見も多いですが、私個人としては「ランドセルの必要性は大いにある!」と言いたいです。
ランドセルの役割とは?
ランドセルの役割は、荷物を入れて運ぶというだけではないはずです。
新しいものを取り入れることは肯定派の私ですが、ランドセルを背負う意味は確実にあると思っています。
1. 事故時のクッションの役割
私は小学校1年生の時、目の前で上級生の男の子が車にはねられたのを見ました。
小1の私はとっさに
「これはもうだめだ」
と思いました。
視界から消えるほど跳ね上がり、靴は脱げて民家の窓から2階の家の中に入っていたそうです。
(後から近所の人にから母が聞いた話。)
男の子がドサッと地面に落ちるのも見ましたし、これは大変なことになったと思いました。
しかし、幸いその男の子は足を骨折しただけで済み、大事には至りませんでした。
ランドセルがクッション代わりになって、衝撃を吸収したわけです。
私はこの出来事のせいもあって、子供には絶対にランドセルを背負わせて学校に行かせています。
もちろん、ランドセル自体も転倒したときに頭を打たないように設計されているのも事実で。
少なくとも、低学年の間は事故や転倒のリスクを考えたらランドセㇽと使用させたい、という思いがあります。
(離任式の日も背負っていけと言ったら、クラスでランドセルを背負ってきたのは息子たったひとりだけだったそうですけど..。)
2.登下校中だという目印になる
これは私が勝手に思っていることですが、ランドセルを背負っていれば誰がどう見ても登下校中だということが分かります。
これが自前のリュックだと、登下校中なのか遊びに行くのか、または習い事に行くのか分からないこともあります。
例えば何か事件に巻き込まれたとき、行方が分からなくなったときなど、目撃情報によって
「どこに行く途中だったのか」
ということが判断しやすくなるのでは、とも思っています。
(これは学校指定のランリュックなどでも同じ効果があると思います。)
3.年齢の指標になる
ランドセルを背負っていると、小学生かどうかが分かるというのもランドセルの役割のひとつかもしれません。
体の大きな子や発育の良い子は小学校高学年で、中学生に見間違えられることもあります。
反対に小学校低学年で体が小さな子は、幼稚園生に間違えられてしまうことも無きにしも非ず…。
周囲の大人に
「小学生が通学していますよ。」
「ここに小学生がいますよ。」
と主張するためにも、ランドセルに役割はあるはずです。
まとめ
古臭い考えであることは百も承知ですが、やっぱり
「物を長く大切に使う」
ということは教えていきたいものです。
6年間同じ鞄を毎日使い続けるという経験は、小学生生活以外ではもう訪れないでしょうから。
また、事故時のクッションの効果があることは絶対です。
そして「小学生がここにいますよ!」と、
地域の大人に分かってもらうためには、ランドセルはとても効果的な目印になっているはずなのです。
ランドセル自体も、昔よりずっと軽くてデザイン性も豊富になっています。
必ずしもこの形をなくす必要はないのでは…と思いますね。
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